スラマッ・シアン!
ホワさんです。
今日は、ヒジャブについてのお話です。
イスラム教に詳しくない人も、
イスラム教といわれて思い浮かぶであろう姿が
女性のヒジャブ姿かと思います。
「メキシコ人」と言われて”ソンブレロ”を思い浮かべるように、
「インド人」と言われて”サリー”を思い浮かべるように
まるでユニフォームのように、イスラム教とセットで思い出されるのが”ヒジャブ”。
日本のテレビなどで目にするイスラム教は
主に悪いニュースが多いので、なんとなく嫌なイメージがあるかもしれませんが
なんとなくどれも一緒だと思っている
イスラム系のかぶりものについてちょっと説明したいと思います。
というわけで、
今回は5つにわけてみました。
分かりやすいように
上から下にかけてLevel分けをして
宗教性が弱くファッション性の高いものから、
非常に厳格なイスラムファッションと
しています。
ただし、インドネシアだけで言えば
巻いている人も巻いてないひともたくさんいるし、
これをつけているから厳格だというわけでもなく、
また、途中から急に巻き始めたり、急にやらなくなったりと
結構いい加減な感じでつけられていますので
まあ、ご参考程度に。
まずは、
おしゃれアイテムに見えないことも無い
Leve:01 SHAYLA / シェイラ
出典:https://nantuckettooman.wordpress.com/2014/01/
特長 :
スカーフなど長方形の布を使って顔を覆ったのち、
ズレてこないようにマチ針を使って留めたり
肩の辺りで折り込んで固定する。
頭に神が宿ると考えられ、頭を隠す服装のイスラム服。
その中でも、髪や首が露出しているシェイラは
最も緩い服装だと言えるかもしれない。
これ専用の布というのはあってないようなものなので
普通に日本人がおしゃれとして使用するスカーフなどで代用する姿も多く見る。
耳にしたことがある人も多いのでは?
Level02: HIJAB / ヒジャブ
出典:https://www.reddit.com/r/pics/comments/3qot3s/iranian_actress_sadaf_taherian_has_published/?limit=500
特長 :
シェイラとほぼ同様の巻き方だが、
髪の毛や首が見えておらず、顔だけを露出させるもので、
ムスリムにとって最も一般的な巻き方で、
インドネシアでも見る機会が最も多く、
こちらは”ジルバブ”と呼ばれる。
首から下のファッションは割と自由で、
露出が高いというわけではないものの
7分丈のシャツやジーンズなどもよく合わせて着られている。
ちなみに、ホワさんのまめ知識としては、
ヒジャブをかぶる女性で、メガネをかけている人は
ヒジャブの下に挟んでいる人もいるが
ヒジャブの上からかける人もいる。
上からかけている人はなんだか面白い格好なので是非見て欲しい。
顔から下も念入りにカバー
Level03: CHADOR / チャドル
出典:http://amy20091050.blogspot.jp/
特長 :
顔周りだけ見ると、ジルバップと変わらないように思えるが
チャドルの場合は頭からの布が全身を覆い隠すのが特長。
ヒジャブまでは、頭周りを隠しても
足下がサンダルだったりすることは多いが、
チャドルの場合は、顔と手しか露出しない。
これより下はイスラム大国のインドネシアでも見る機会は多くない。
神秘的と見るか? それとも……
Level04: NIQAB / ニカブ
出典:http://www.abc.net.au/news/2014-09-23/why-do-muslim-women-wear-a-burka-niqab-or-hijab/5761510
特長 :
一気に宗教色が強くなってきたニカブは
目だけを出しているもの。
頭にかぶっているものとは別に、
前に口元から首もとまで隠す小さいふんどしのような別パーツで
前後をカバーしている。色は黒が圧倒的に多い。
露出パーツが目のみのためおしゃれするところが極端に少ないこともあり
大抵は目の周りの化粧が非常に濃く
つけまつげやらアイシャドウやらでゴッテゴテになっていることが多い。
夜中に遭遇したくない
Level05: BURKA / ブルカ
出典:http://www.dailymail.co.uk/news/article-1296152/Syria-bans-burka-niqab-universities.html
特長 :
完全防備のブルカは、アフガニスタンで用いられる。
目の部分は見えてはいるものの網目状になっていて
外側から中を見るのは困難。
手も露出しないため、完全に全身を布で覆ったスタイルになっているため
遠目から見るとただの歩く布である。
ちなみにホワさんはニカブまでしか遭遇したことが無いが
ニカブだけでも前から歩いてくると結構ビビるので
ブルカに出会ったら相当なものだと思っている。
というわけで、
実はヒジャブと一緒くたに呼んでいたかぶり物が
こんなに色々種類があることが分かっていただけたでしょうか?
他にも色々ありますが、また来週。
ホワさんでした!
ホワさん
最新記事 by ホワさん (全て見る)
- 酉と言えば、思い出すネシア。後半 - 2017/01/28
- 酉と言えば、思い出すネシア。 - 2017/01/21
- 【ネシアめし】ココナッツの黄色いフレーク / ポヤ・クラパ・クニン - 2016/12/17