【ネシアのこと。】 013 ろうけつ染め -バティック-

batik

ネシアのこと。

013 Angkot

 

民族服というものは、
普段から着るようなものではない。

 

着物を着る機会が多い日本人は少ないし、
チマチョゴリを着ている韓国人も見たことが無い。
メキシコ人だってソンブレロをかぶってないし、
スコットランド人の男の人が履くキルトを
催し物でしか見たことがない。

 

でも、インドネシアでは、
経済が右肩上がりに発展するのに反比例せず、
さらには
老若男女、貧富の差や、地域に関係なく
バティックが本当によく着られている。

素材や描写にこだわることで
大変上等なものにもなるし、
逆に “バティックっぽい” だけの
ただのプリントシャツも多く着られている。

本物と偽物が混ざり合うこの国で、
このふたつを区別する言葉を持たない彼らだからこそ、
「形」さえ一緒であれば同じ意味を持つかれらだからこそ
未だに愛されて、着られているように思う。

 

 

【Batik】


ジャワ更級として知られる。
ろうけつ染めされた布や、
それによって作られた服など

 

【Canting】


バティックに使う道具。
竹で作られた胴の部分に
銅で作られた小さな器と、そこから伸びるトンネルが
はめ込まれている。
溶けた蝋を流し込んで
出てくる蝋で描くのだ。

 

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