リペアってなに?実践編 その1
- 2016/6/21
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前回、リペアって何?ということで、ご説明をしました。
今回は実際にどのような方法でリペアをしているかご紹介します。
①木部の場合(小傷)
一番傷がつきやすいのは、床・階段・巾木(はばき)・建具枠等に使われている木材の場合です。
引越しの時、家具をぶつけて後悔するのはだいたいここです。。。
実際に写真とともに紹介いたします。事例は物をフローリングに落としてしまった時によくついてしまう小傷です。
一番最初にやることはびっくりすると思いますが、
傷を大きくすること です。
え???と思われる方もいらっしゃると思いますが、
1、補修剤がしっかりくっつくようにするため
2、傷がついた周りも含めて平らになるように均すため
だいたいこの2点のためにまず傷を大きくすることが多いです。
彫刻刀を使って傷を大きくしていきます。(結構がっつりです)
www.youtube.com/watch?v=ErMEjZW4b0Y
ちなみに今回の傷だとそんなに大変じゃないですが、
木目を遮った長〜い線傷になると。。。
http://kyushu-repair.sblo.jp/category/593623-1.html
めっちゃ大変です!
傷を大きくすると言ってもどこまでも大きくすればいいわけではないので、
それはとても集中力が要求されます。。。
さて、傷が大きくなった次は!
実際に補修剤を入れていくのですが、その前に補修の出来を決める作業となります!
それは、 調色 です!!!
www.youtube.com/watch?v=ErMEjZW4b0Y
写真の左手に持っている3色が補修剤です。
ここがササっと出来るリペア屋さんはめっちゃ優秀です。
補修剤はミネラル油脂という、いわばロウのようなものなので、熱を与えて溶かしていきます。
その時、リペア箇所に合わせて色を作っていくわけです。
これが難しい。本当に難しい!!!
たまにとんでもない色を混ぜたりするので
「え、そこに赤色一滴たらすの?変わるの?」って素人の自分は思ったりしたことがありましたが、
やってる方からすると全然違うみたいです。
基本的にリペア屋さんは色を見る目がいいです。
ちなみに僕はリペアのやり方を教えてもらいましたが、先輩に
「お前、センスない。」
と匙を投げられました。。。
話を戻します。
色を作ったら、それをリペア箇所に埋めます。
その後、しっかり面を出すために(平らにするために)削っていきます。
www.youtube.com/watch?v=ErMEjZW4b0Y
↓
www.youtube.com/watch?v=ErMEjZW4b0Y
だいたいわからなくなってきましたが、ここからさらにプロの仕事です。
なくなってしまった木目を描いていきます。
これも色を作り、慎重に再現していき、うまく馴染ませます。
www.youtube.com/watch?v=ErMEjZW4b0Y
最後に、艶をスプレー等で合わせて完了となります。
www.youtube.com/watch?v=ErMEjZW4b0Y
すごく長くなりましたが、リペア屋さんはこの傷の場合、
だいたい3分 でやっちゃいます。(できる人はもっと早い!!)
こんな感じで、木部の傷はリペアをしていきます。
下記が、youtubeにあった動画になってます。見てみてください!
次回は、次に傷つきやすい、アルミサッシの補修方法をご紹介いたします。
少しづーつ、難しいものになっていくようご紹介していきます!
P.S. 退去立会は完勝でした。笑 詳細はまた後日お伝えするかも?
まこ
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