「シャンパン」と言うと恥ずかしい?!日本人が間違いがちなオーダーの仕方
- 2016/10/19
- ワインうんちく
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「シャンパン2つくださーい♡」
オシャレ女子はシャンパンが大好き。
男性はとりあえずビールが多いけど、
デートでは「シャンパンで乾杯しよっか♡」
なんてことが多いでしょう。
最近はカフェや居酒屋にも、
しゅわしゅわのワインが置いてあって、
以前よりよく飲まれているなーと感じています。
とあるイタリアレストランでのお話。
「シャンパンくださーい」って・・・
えっと、
あなたの飲んでいるそのしゅわしゅわ、
シャンパンじゃないですから!!
こんばんは。
おせっかいにも、
こんなふうに何度もつっこみたくなったことがある
ソムリエールayapanです。
でも実は、そんなちょっとした間違いのせいで、
損をしていることもあるんです。
今回は、どこに行っても恥ずかしくない、
シャンパンとスパークリングワインの違いについて解説します。
シャンパンとスパークリングワインの違い
シャンパン(Champagne)はフランス語、
スパークリングワイン(Sparkling Wine)は英語、
なんとなくそんなイメージがありますが、
実はそもそも意味が違うんです。
「スパークリングワイン」は、
基本的に3気圧以上ガス圧のある発泡性ワインの総称のこと。
「シャンパン」は、
そんな「スパークリングワイン」のうちの、
一つのカテゴリのことを言います。
スパークリングワインのカテゴリ一覧
シャンパン(Champagne)<フランス>
ヴァンムスー(Vin Mousseux)<フランス>
クレマン(Cremant)<フランス>
スプマンテ(Spumante)<イタリア>
ゼクト(Sekt)<ドイツ>
カヴァ(Cava)<スペイン>
などなど・・・
なんと、シャンパン以外にこんなにたくさん種類があるんです。
つまり、普段飲んでいるしゅわしゅわは、
カヴァかもしれないし、
スプマンテかもしれない。
それなのに、
「シャンパン」と頼んでしまったりしているわけです。
こんなにあったら、
覚えるの面倒くさいなー
と思ってしまいますよね。
とりあえずは、
シャンパンとその他は全部まとめてスパークリングワイン、
そういう区別でいいと思います!
シャンパンとは
簡単に言うと、
「フランス・シャンパーニュ地方で、
時間と手間をかけて造られた発泡ワイン。」
フランスのワイン法に規定された条件を、
全て満たしたものだけが
名乗ることができる名称です。
シャンパンは、
とても手間のかかる製法が指定されていて、
ほかのスパークリングワインより割高なのは、
そこに理由があったりします。
でも時間と手間をかける伝統製法だから、
あのクリーミーで繊細な泡が生まれるんですよね・・・♡
まとめ
ワインをそれなりに出すお店であれば、
当然スタッフもその違いについて理解しています。
何も知らずにスパークリングワインを
「シャンパン美味しいー!」なんて言ってしまうと、
「あれ、この人よくわかってない人だなー。」
と思われ、
サービスや料理の質が
下がってしまうお店も少なくありません。
わかりやすいのがお寿司屋さん。
一匹の魚にも、
一番美味しい部位があるわけですが、
そういう部位は、
味を良く分かっているお客さんに出すもの。
フレンチやイタリアンだって同じこと。
といわけで・・・
ちょっとお高めのフレンチレストランでは
「グラス・シャンパンお願いします。」
でいいと思います。
ただし、フランス料理以外のレストランで
「シャンパンください」は避けましょう。
例えばイタリアには「スプマンテ」や「フランチャコルタ」という
伝統的なスパークリングワインがあり、
シャンパンと同レベルのものもたくさんあります。
そのため、イタリアレストランで
シャンパンを置いているお店はあまりありません。
(たまにあります!)
基本的には、
「グラスでスパークリングください。」
「グラスで泡は何があいていますか?」
「グラスシャンパンはありますか?」
などと、聞いてみるといいと思いますよ♪
ayapan
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