2016年秋、街はハロウィンで盛り上がっていましたね。
いつの間にこんなに日本に根付いたのでしょうか…
「ハロウィンにはネガティブな感情がない」
22時迄しか残業できない会社で働いている友人がハロウィンを評してそう言っていました。
クリスマスやバレンタインには「恋人がいないと」という焦りや苛立ちが伴いますが、
ハロウィンは特定の恋人と楽しむというよりも「とりあえず騒ぐ…」という感覚が先に来るのでネガティブな感情を持つ人が少ないのだそうです。
とはいえリア充/パリピ各位への妬み・苛立ちはあると思うのですが…
ただ、真冬に開催されるクリスマスやバレンタインに比べれば「あーもう寒いし!」という無意味な天候への苛立ちも無い分おおらかなのかもしれませんね。
そんな言葉を残しながら、22時までしか残業できない会社に勤めてる友人は「風邪をひいているので早く帰って寝ます」と賑わう街を背に帰宅していきました。
22時前に。
彼はまだアラサーですが、男性シングルで風邪をひいた場合…信じられないくらいの孤独が襲ってきます。
こんなハロウィンの最中なら孤独感は倍増でしょう…
特に秋冬は孤独を感じる瞬間が多く訪れます。
今回は「孤独感の強まる瞬間」をいくつかピックアップしてご紹介します。
風邪をひいた時
まずはイントロでも紹介したこちら。
風邪というのは症状いくつかあれど、基本的には免疫が低下している状態です。
つまり体力が落ちているのです。
こんな時に一人で部屋に閉じこもるのは孤独以外の何物でもありません。
いつもこういう時にはこう思うものです…
「このまま死んだら、しばらく発見されないだろうな…」
現実としてその問題があると思います。
アラフォー世代どストライクのラブコメ漫画に「きまぐれオレンジロード」という漫画がありますが、この作中で風邪をひいた主人公が従兄弟に看病を頼もうと意識朦朧で電話したら、間違って好きな子に電話してしまって、結果その子が看病に来てくれるという展開がありました…
まぁ、現実にはないです。
仮に間違えて電話(or LINE)しても「間違えてるよ。お大事にね」で終わりでしょう。
現実的な状況は槇原敬之さんのこの曲「まだ生きてるよ」が全て表してくれています。
風邪をひいたら聞いてみてください!
年末(帰省)
続いては帰省です。
いやー、これはしんどいですよ。
アラサーの時は親や親戚からの「まだ結婚しないの」攻撃がしんどいです。
ただ、これはあくまで30代中盤あたりまでの話。
アラフォーを迎えると問題が変わってきます。
それは…
ひたすら孤独
そりゃそうでしょう。
もう40ですから…
同級生なんて皆結婚していますし、親も高齢。
兄弟や親戚もそれぞれの家庭がありますから、独身アラフォーの自分とわざわざご飯に行ったり、飲みに行ったりはしてくれません。
「おー、今帰ってきてさ。明日なにしてるの?
あ、奥さんのご両親が来てる?まぁそりゃそうかー
おー、それじゃまたな!」
「帰ってきたよー。飲みいこうぜ!
え?子供と旅行中?
あ、そうかそうか。いいよ全然!またなー!」
「おつかれ!帰ってきたんだけど明日飲みでもどうかなーと。
あ、奥さんの家族で紅白?
おー、そうかそうか。奥さん大事にな!
ん? いや、全然大丈夫よ。また飲もうぜ!」
とまぁ、こんな電話を何度かけたことか…
挙句には「お前大丈夫か?」と心配されて、
「いや、本当は東京で仕事だったんだけど、たまには実家でゆっくり年越しもいいと思ってさ」
とか嘘をつかないといけない始末。
東京でも孤独なのに、実家に帰ってさらに孤独という…
孤独に孤独の重ね着です。
余談ですが、一人で見る「ゆく年くる年」がこの世で一番の孤独だと考えます。
その後のさだまさしさん登場で年末年始の自殺率がかなり下がっていると思います。
あの番組の流れは政府とNHKの年末年始の自殺率抑制に向けた国策でしょう。
日曜の夜
そして、最後がこれです。
寄せては返す波のように毎週巡ってくる一時の安らぎ…「週末」
これが一番の孤独の原因です。
年末なんて年に一度、風邪をひくのも年に4、5回でしょう。
クリスマスだハロウィンだなんてのも、たまのもの。
それに主だったイベントに関しては世の中が騒ぎ立てますから、それに同調しておけば気は安らぎます。
誰にも気付かれずひっそりと訪れる刺客。
それが日曜日の夜です。
うっかりダラダラしていたら家で…
笑点→ちびまる子ちゃん→サザエさん→(ちょっとご飯食べて)→大河ドラマ→TBSのドラマ(or NHKスペシャル)というロイヤルストレートフラッシュをくらいます。
40才ですから、普通に生きていたら日曜の夜は家族と空間を共有する大切な時間です。
マンションを眺めれば、ほとんどの窓に灯りが灯っています。
対象的に人並みまばらな繁華街。
日曜の夜に必要以上の孤独に苛まれるのは、なにも翌日が月曜日だからではありません。
日曜日は人を追い込みます。
ただ…捨てる神あれば拾う神あり
(ん…? ちょっと違ったかしら…)
ハイロウズの名曲「日曜日よりの使者」があります。
この曲を聞いていればなんとか乗り切れます。
ある日曜の夜…
追い込まれていた甲本ヒロトさんが「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」を見て大笑いして自殺を思いとどまった…
そこから「日曜日よりの使者」(松本人志さん)が生まれたという話です。
…というのはあまりに有名な逸話です。
本当かどうかはヒロトさん本人にしかわかりませんが、そう想像することで救われる人がいるのは事実です。
たとえば世界中がどしゃ降りの雨だろうと
ゲラゲラ笑える日曜日よりの使者
適当な嘘をついてその場を切り抜けて誰一人傷つけない日曜日よりの使者
笑いとは偉大です。
芸人を目指すなら(株)マクビー・ハリウッド・エンターテインメントへ!
(ん…? ちょっと主旨が変わりました…すいません)
とまぁ、いろいろと書いてきましたが。
とどのつまりが、孤独とは人間の生み出した想像物です。
実際に孤独な人なんていませんよ。
皆、誰かの子供です。
(まさかの急な宗教勧誘のような展開)
誰かといても、一人でいても同じように時間が流れます。
楽しむことで越えていけます。
孤独を楽しめるようになれば、立派なシングルです。
「♪最高のシングルは12時を過ぎたシンデレラ」(平松愛理)…です。
最後の最後にアラフォーどころかアラフィフなネタになりました。
すいません。
♪ディンド ディンド ディンド ディンド ディンダン!
こにたん
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