5年後、もっと好きな自分になる為に。

今の自分は過去に思い描いていた自分ですか?
「こんなはずじゃなかった」
「あの出来事さえなければ」
「俺はまだ本気出してないだけ」
そんな方はきっと日本に3000万人くらいいるのではないでしょうか…

でも、何かを始めるのに遅すぎることはありません!
そう信じたい!
そう思いたい!

例えばあなたの夢が多少突拍子もないことだったとしても…
あきらめる必要はありません。
自分の人生、(責任を取れるなら)どう生きようと自分の自由なのではないでしょうか?

もしも本当にやりたい事があるのなら、多少遅くなったとしてもトライしてみたらどうでしょうか?
案外なんとかなるかもしれませんよ。
どうせダメでもやらないで後悔するより、やってみて失敗して後悔した方が…5年後、10年後に案外おいしいお酒が飲めるようになっているかもしれません!

今日はそんな「え?お前、今からそれやるの??」と周囲をアッと言わせて突然一流企業を辞め、俳優の道に飛び込んだ一人の男性のお話です。

俳優、ミュージシャン、アイドル…ちょっと派手な夢を持っているけどなんとなく諦めたような…諦めきれないような…
そんな方に読んでいただきたい記事です。

 

一流大学、一流企業

今日紹介するのは山下征志君(34)、奥さんと0才の娘さんと暮らす新米パパです。
新米パパで、役者でフリーターです。
そして、元・お笑いの総合商社「吉本興業」の社員です。

 

キングオブコントのTシャツでチョケる山下君

キングオブコントのTシャツでチョケる山下君

顔にマジックで皺を描いてチョケる山下君

顔にマジックで皺を描いてチョケる山下君

女子社員のブランケットの匂いをかいでチョケる山下君

女子社員のブランケットの匂いをかいでチョケる山下君

 

山下君は千葉県出身。
サッカーに打ち込んだ学生生活の後、名門早稲田大学に進学し、卒業後に高倍率の就職戦線を突破して吉本興業に入社します。
親御さんからしたら、これ以上無い成長ですね。
吉本時代は番組制作の部署で数多くの番組制作に携わりました。

しかし、そんなエンターテインメントの中心で働くうちに山下君の胸の中にある思いが燻り出します…
「自分も芸人さんと同じように表舞台に立ってみたい。芝居をしてみたい!」
学生時代にはバンドを組んでデビューも目指していたとかいないとか…表舞台に立ってみたいという願望は元々持っていたんですね。
そんな思いが押さえきれなくなった入社4年目の頃、彼は吉本興業を退社して演技の学校に通い出します。

そして、山下君はサラリーマンを辞めて、今まで長いこと付き合って来たあるモノとお別れをします。
彼の人生を縛っていた。
いや、彼の自由な人生を縛っていた、それとお別れをします。

山下くんは「曜日感覚」に別れを告げます。

月曜の朝に会議の準備で早起きし、
水曜に「今週まだ3日あるのかよ…」と絶望し、
金曜の夜になんだかテンションが上がり、
日曜の夜に憂鬱になる…

そんな生活とお別れし、今日の自分の生き方を自分で決めていく人生を選びます。
勿論、リスクと隣り合わせです。

山下征志28才…さよなら、曜日感覚。失え、曜日感覚。

退職、結婚、入学

2010年、山下くんはこの3つの行事を一気にこなします。大忙しの一年ですね。
吉本を辞める。
社内恋愛の奥さんと結婚する。
演技の勉強の為に、あの渡辺謙さんも卒業した「円演劇研究所」に36期生として入学。
(このタイミングで結婚した山下君もぶっとんでますが、それを許した奥さんも器が大きい!)

この円演劇研究所は舞台の世界では名前の通った学校です。
演技ド素人の山下くん(当時28才)はここで芝居を基礎から叩き込んでいきます。
そして二年間の苦学の時を経て、役者「山下征志」は30才で遅咲きのデビューを飾ります。

一人芝居とか○道楽

円演劇研究所を卒業した山下は俳優活動を開始。
円演劇研究所の主宰である俳優の橋爪功さんの伝手で、幾つかの作品への出演を果たします。
ほとんどがエキストラのような案件ですが、中には少し台詞のあるものもありました。

そして、山下はやがて自己表現の最たる手段として「一人芝居」に辿り着きます。。
研究所時代からの友人達にも手伝ってもらいながら、一人芝居を上演します。
制作、演出、出演を一人で行うのは勿論…会場の手配やチケット販売等も基本的には一人で行う、まさに一人舞台。
そんな中で山下は演技への情熱を更に高めていきます。

しかし、そんな入魂の一人芝居も、ちょっとしたエキストラ出演も勿論お金にはなりません。
山下は家計を支える為に「か○道楽」でのバイトに精を出します。

♪「夢を追いかけるなら容易く泣いちゃダメさ…」

渡辺美里の「My Revolution」を口ずさみながらか○道楽のバイトとギャラも満足に出ない小劇場の芝居の稽古に精を出す日々…
それでも山下は後ろを振り返る事なく前進を続けます。
前向きでいることこそ、人生を楽しむ最もシンプルな方法なのかもしれません。

娘の誕生と新たなる決意

そんな2015年、なんと山下と奥さんは子供を授かります。
山下征志33才、俳優…と言いますか、ほぼ無職のまま父になる…

そして2016年…家族の為に、自分の為に、応援してくれるかつての同僚や仲間の為に…山下は勝負に出ます。
フリーでの活動に終止符を打ち、芸能事務所に所属。
オーディションをもっとたくさん受ける事が出来るようにシフト詰め詰めのか○道楽のバイトを辞めて、スケジュールの自由が効く新たなバイトを始めます。
慣れないPC作業を必死で覚えながら、新たなバイトに精を出す日々。

とはいえ山下はあくまでバイト。
一人で家庭を支えられるはずもなく、奥さんは家計の為に産後すぐに職場に復帰。
山下も一人娘を保育所に送り迎えなどして夫婦二人三脚での生活が続いています。

 

愛娘ひかりちゃんと山下征志(34)

愛娘ひかりちゃんと山下征志(34)

物心ついていない愛娘にいいところ見せようと 叙々苑に連れて行く山下征志(34)

物心ついていない愛娘にいいところ見せようと
叙々苑に連れて行く山下征志(34)

 

 

山下の選択が正しかったのかどうか、それは誰にもわかりません。
もしも山下が吉本に残っていたなら、今年は入社10年目。
うまくいけばもうチーフマネージャーくらいにはなっていたでしょう。
劇場の支配人になっていたかもしれません。
部下も何人もいたでしょう…

でも、山下は今もバイトをしながら年下の俳優に交じってオーディションを繰り返す日々。

ただ、山下は自分の道を自分で選んで歩いています。
そんな人生を送れている人が今の日本に何人いるんでしょう…

山下征志とマイケル・ジョーダン

もしかしたら、山下は役者としてこの先ずっと芽が出ないかも知れません。
でも、不思議と山下はそれでも後悔しないような気がします…
自分で選んだ人生なんですから、何が起きても自分の責任。
誰を恨む事もないのでしょう。

 

舞台リハーサル中の山下征志(34)※右端

舞台リハーサル中の山下征志(34)※右端

バスケの神様マイケルジョーダンの有名な言葉です。

I can accept failure, everyone fails at something. But I can’t accept not trying.
「失敗をすることは耐えられるが、挑戦しないでいることは耐えられないんだ。」

人生一度きり、おもいっきりやりたいことにチャレンジするのも悪くないと思います。
5年後、自分が好きな自分でいる為に!

 

何かよくわからないけど、とりあえず楽しそうな山下征志(34)

何かよくわからないけど、とりあえず楽しそうな山下征志(34)

あ…そういえば先程…
山下が「役者として芽が出ないかも!?」なんて書きましたが、そんなことにはなりません。
正確に言えば、そんな事にはさせません!
山下は弊社(株)Macbee Hollywood Entertainmentが必ず立派な役者に育てます。

もしも山下と同じように周りに無謀と言われても、諦めきれない夢をもっているのなら是非弊社マクハリに履歴書を送ってください。
一緒に夢を追いかけましょう!
大丈夫です。
死ぬ気でやればなんとかなります!
山下征志は今日も元気にやってますから。

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こにたん

こにたん

春夏秋冬なら春から夏、梅雨手前のとこが好きです。 5月頃です。 それと、顔が丸いです。

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