【売れっ子への道渋滞中】若手芸人高齢化について考える。其の一
- 2016/6/28
- 芸能あれこれ
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若手といえば何才くらい?
テレビで体を張って笑いを取る若手芸人たち。
「若手」という言葉を聞けば、誰もがなんとなく20代の若者を思い浮かべることでしょう…
ラーメン屋の見習いや、会社の新入社員…20才そこそこで社会に飛び出す若者の爽やかな姿が思い浮かびますね。
ただ、今のお笑い芸人の世界を見渡せば、それとはまったく異質であると言えます。
「若手芸人」と聞いて、誰がパッと思い浮かびますか?
去年M-1グランプリで優勝して、今一番勢いのある「トレンディエンジェル」、もはや何度目かわからない再ブレイク中の「オリエンタルラジオ」…などでしょうか?この二組は同期ですが、ともに30才を超えています。
ただし…「売れっ子芸人」と言って間違いのないこの二組でも、いわゆる売れっ子の称号「冠番組」を持つに至ってはいません。
(オリラジさんはかつて持っていましたが…)
十分に面白くて人気もあるのに何故でしょう?
前に別の記事でも書きましたが、まずはテレビ番組の数には限りがあること…
そして「芸人には明確な引退時期が無い」ということです。
スポーツならば30代、40代を過ぎた選手は第一線を退き、後進の指導にあたるでしょう。
また、今までのキャリアを活かしてその世界の発展に貢献する仕事に就く人も少なくありません。
しかし、お笑い芸人は年を重ねても衰えることはなく…
むしろ、そのスキルは益々磨かれていきます。ずっと第一線に居続けるのです。
つまり「空席」が出来ないのですね。
いつまでも自分は吊り革持って立っているだけ…あの、先輩、そろそろ降りません?
今からおよそ20年前、テレビをつければそこで活躍していたのは…
明石家さんまさん、ビートたけしさん、タモリさんのBIG3に、
まだ30代そこそこだった、とんねるずさん、ダウンタウンさん、ウッチャンナンチャンさん…
あれ?
これ、今とあんまり変わってないんですけど。
ここに続くのが、とんねるずさん達ほどではないにしろ比較的ブレイクの早かった、
ナイナイさん、ロンブーさん、雨上がり決死隊さん、爆笑問題さん、ネプチューンさん…などでしょうか。
そして今、遅咲きで30代以降で花開いたいわゆる中堅芸人と言われる売れっ子芸人さん達といえば…
おぎやはぎさん、バナナマンさん、さまーずさんにアンジャッシュさん…などでしょうか。
ピンでいけば、今田さん東野さんにジュニアさん、カンニング竹山さんなどもそうですね。
ただ、正直このクラスでもとんねるずさんやダウンタウンさんの前に出ると“若手感”を感じますね。
それでも皆さん、冠番組を持つようになったのは流石です。
しかし、これだけ芸人さんが次々表れるのに、テレビの番組数には限りがあるわけですから…
いわば若手芸人の皆さんは満員電車に乗りながら、先輩達が車両を降りて、空いた席に着くのを待っているわけなのですが…
「あれ?まだ降りないんですかね?もうだいぶ来ましたけど…」というのが正直な思いなのでは!?
なんて、絶対に言えないと思いますが!
そして、そんな中堅芸人さんより更に出演枠の少ない若手芸人の皆さん。
実力があるのに発揮する場所がない!
テレビの世界は大渋滞のレッドオーシャン!
そんな芸人さん達はこれからどうすればいいのでしょうか…
次回はそんな実力派若手芸人の皆さんがこれからどうすればいいのか考察してみたいと思います。
こにたん
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