ロジックツリー。
- 2013/10/23
- コンサルティング
- この記事は約3分で読めます。
こんにちわ。こじまです。
本日は、コンサルティングの基本手法“ロジックツリー”について書いてみます。
ロジックツリーは、
① 原因追求
※売り上げが低迷している本当の理由は何なのか??何故、来店客が減っているのか??などの真意を解析する。
② 課題解決
※どうしたら売り上げが上がるのか?どうしたら来客数が増えるのか??
など、具体的な施策設計を行う際に用いられます。
自社の本当の悩みや課題が明確化していないと、建設的な改善ができなくなり、
『施策Aを行ったけど効果が微妙だったから、次は施策Bをしよう!』など、芯がブレる事になりかねません。
また、
『フラッシュアイデアの施策Aが上手くいったけど、その後施策Aを続けるべきか施策Bに移るべきか!』の 判断もできなくなってしまいます。施策Aが何故上手くいったかの理由が不明確だからです。
さて、具体的なツリーの作り方の説明です。
仮に、飲食チェーンを展開するA社があったとします。
◆第一フェーズは、課題(=ISSUE)の設定です。
仮に、“売り上げが落ちている” をA社のISSUEとします。
◆第二フェーズでは、ISSUEをいくつかの要素(=MECE)に切り分けます。
MECEには、
・商品別に売り上げが落ちているのか
・店舗別に売り上げが落ちているのか
・年齢別・性別・月別・店長別なのか・・・
様々な角度が存在します。
商品別に売り上げが落ちているのに、スタッフ研修をしても効果が薄いですし、
性別の偏りが原因なのに、年齢別のクーポンを作るはもったいないです。
◆第三フェーズでは、状況に応じて、上に挙げたMECEをさらに細かく切り分けます。
商品別に売り上げが落ちていたことが判明した場合、
その商品は・・・
・味は美味しいが長期販売により飽きられたのか?
・競合となる新商品を発売してしまったのか?
・そもそも味が美味しくないのか?
・リピーターは多いけど、注文自体が少ないのか?
◆さらに第四フェーズでは、その原因に対する改善策が導きます。
長期販売により飽きられた場合、
その改善策は・・・
・同商品の別バリエーション開発によるシナジー創出
・コラボ商品の開発による付加価値の提供
・リレー形式で商品の付合せのみ変更
・限定的にランチメニューにシフト
等、本質を失わない施策が浮かんできます。
≪image≫
◆最後、第五フェーズでは、
“原因”が複数に分かれた場合、
(例えばですが・・・)危険度(縦軸) と 本質度(横軸)のグラフを作成し優先事項の高いものから、 順々に実施していきます。
≪image≫
当たり前の考え方ではありますがこれらの分析を行うことで、
原因が明確化し、その原因を改善する為の施策。に集中することができます。
つまり・・・
売り上げ向上に際しスタッフ研修をしたけど効果がイマイチだったから、次は新メニューでも作ろうかな。。。のような点と点の考えがなくなり、自社を俯瞰し建設的な考えとアイデアが浮かんできます!
こじま
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