株式投資を始めるための最低限の基礎知識まとめ
- 2017/1/29
- コンサルティング
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目次
株主の権利
『株式投資をする(株主になる)=配当を受ける権利』というイメージ強いですが、
株主の権利は全部で3つあります。
経営に参加する権利
企業の経営に関する重要事項を決定する株主総会に出席し、保有株式数に応じて票を投ずる権利があります。
配当を受ける権利
冒頭でも出た、株主投資といえば、誰もが思い浮かべる権利。
株主総会で決定した配当金を請求する権利です。
残余財産の分配を受ける権利
企業を精算(破産など含む)したときに財産が残っていれば、それを分配してもらう権利があります。
株式投資の魅力
株式投資をすることにより、享受できる益とは??
値上がり益(キャピタルゲイン)
一般的に、企業が成長していけばその企業の株式に人気が集まり、株価は上昇します。
反対に、事業が失敗すれば、大きな損失を被ることもあります。
配当(インカムゲイン)
企業が上げた利益の一部を株主に還元するために行われるものです。
業績の良し悪しにより増減したり、場合によっては「無配当」という可能性もあります。また、利益を上げている場合でも、更に収益を上げるための投資資金に活用するため、配当をしない場合もあります。
株式分割
既に発行されている株式を一定比率で分割して株式数を増加させることです。既存の株主にも配当されるので、株数を増やすことができます。
株主優待
一部の企業では株主に自社製品、自社製品割引券などを提供しています。
株式の指標
では、株式を評価する指標とは??
株式試乗全体の動きを表すものに、指標(インデックス)があります。
投資信託のベンチマーク(参考指標)に採用されることも多く、その特徴を理解することで、投資信託との比較や、株式試乗全体の動きを把握するのに役立ちます。
日経平均株価
東京証券取引所市場第一部上場の銘柄のうち、市場を代表する225銘柄の平均株価のこと。
最も代表的な株式市場の動きを表す指標になります。
株式分割などが行われた際に生じる株価の下落(権利落ち)を恒常除数というものを使って修正することで平均株価の連続性が失われないように工夫されています。
日本経済新聞社が算出・好評しており、採用銘柄は毎年見直されるほか、臨時に入れ替えが行われることもあります。
東証株価指数(TOPIX)
東京証券取引所市場第一部上場の全銘柄の時価総額を指数化して算出した株価指標です。
1968年1月4日の時価総額を100として計算しており、日本株のベンチマークとしても普及しています。
主な海外の株式指標
■NYダウ工業株30種:アメリカの主要30銘柄で構成される株価平均指数
■NASDAQ総合指数:アメリカの店頭株で構成される時価総額加重平均指数 ※TOPIXに近いイメージです。
■S&P500種:S&P社が発表する米国の主要500銘柄で構成される時価総額加重平均指数
■FT100指数:イギリスの主要100銘柄で構成される時価総額加重平均指数
■DAX指数;ドイツの腫瘍30銘柄で構成される時価総額加重平均指数
株価はなぜ動くのか?
株価は様々な要因によって変動します。
需給関係
株価は「株を売りたい人」と「株を買いたい人」の需給の状態が反映されます。
株を買いたい人が株を売りたい人よりも多い場合には株価は上昇傾向になり、その反対に売りたい人が多い場合には下落傾向になります。
先見性
経済情勢や企業業績に対する予測が投資家を動かすため、株価は実体経済の動きを先取りすると言われています。
株式市場全体で見ると、先行きの景気や企業業績が良くありそうであれば、株価は値上がりし、また逆に景気や企業行政が悪くなりそうであれば、株価は値下がりする傾向があります。
株式投資基礎知識はいかがでしたか?
株主の権利や先見性による株価の動きなどを想像すると、株をやってみたいと思われる方も多いでしょう。
次回はもう少し具体的に、株価の主な変動要因や株価を測る物差しの解説をさせていただきます。
2017年、投資を始めてみましょう!
ひまる
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