投資初心者の方へ〜1,000円から始められる放置できる投資②
- 2017/1/22
- コンサルティング
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前回は株式投資にしぼった、ファンドの選定ポイントをご紹介しました。
今回は債権投資と外国資産投資、リート投資の選び方、投資の仕方を取り上げていきます。
目次
【債券投資】
地域で選ぶ
低金利が続く日本に比べ、外国には魅力的な金利の水準の国がたくさんあります。
しかし、金利水準だけではなく、投資先進の為替リスクや、投資先の信用リスクなども
考慮することが必要となります。
→投資信託を活用すれば、手軽に世界の債権に分散投資を行なうことができます。
信用力で選ぶ
一般的に信用力が低い債権ほど利回りは高くなりますが、価格変動のは幅も大きくなります。
→投資信託を通じて多数の銘柄に分散投資を行なうことで、信用リスクも分散することができます。
(S&P国債格付上位15位※2017年1月22日現在)
投資する債権の年限で選ぶ
一般的に年限の長い債券ほど、利回りが高くなる傾向にありますが、
金利変動に対する再建価格の変動幅(金利リスク)が大きくなります。
→投資信託を活用すれば、各年限に分散投資したり、金利の動きに応じて資産全体の平均年限を調整することができます。
債権の発行体の種類で選ぶ
一般的に、国や政府が発行体となるソブリン債権よりも、企業が発行体となる社債の方が債権の利回りは高くなる傾向にあります。
※ソブリン債権とは各国政府や政府機関が発行する債権の総称
→投資信託であれば、様々な発行体の債権に手軽に分散投資することができます。
【外国資産投資】
通貨を分散する
為替レートは、その時の相場状況によって大きく変動する場合があります。
したがって、1つの通貨だけに投資した場合、為替変動リスクが高くなる可能性があります。
→値動きの異なる複数の通貨を持つことで、為替変動のリスクを低減させる効果が期待されます。
→投資信託を活用することで、手軽に複数の通貨に分散投資することができます。
為替ヘッジを活用する
為替変動によるリスクを回避するために行なう手段を為替ヘッジと言います。
→投資信託には為替ヘッジ付のファンドもあります。
→この取引により為替変動リスクを原則回避できますが、為替差益を得る機会を失うことになります。
また、為替ヘッジ取引には、通常2カ国間の金利差分に相当するコストがかかります。
【リート投資】
リートに投資する投資信託
主に投資信託に投資する投資信託をファンド・オブ・ファンズ(FOFs)と言います。
複数のリートに投資する投資信託はファンド・オブ・ファンズの仕組みを取っています。
リートは物件のリニューアルを行ったり、魅力的な物件を探して投資する、資金調達コストを抑える努力などを行っています。
投資信託では専門家が分析によりこういったリートに分散投資します。
リートに投資する投資信託はリート自体が持つ分散効果を更に拡大させる効果が期待できます。
定期的な分配金
リートに投資する投資信託の多くが年4回以上決算を行なう定期分配型ファンドです。
世界のリートに
資産運用を考える上で、情報収集は大変重要です。
世界のリートへの投資を考える際は、世界のリートに投資する投資信託を活用すれば、
必要な情報が日本語で入手することができます。
また、不動産金融のプロのノウハウも手軽に利用できます。
個人で外国のビルやショッピングセンター等の不動産を保有することは難しいですが、
リートに投資する投資信託を活用することで間接的にそれが可能になります。
いかがでしたか??
投資信託は運用をプロに任せたり、分散投資でリスクヘッジできるだけでなく、
通常、少額の資本金では保有が難しい不動産にも手を出すことができる、
投資ビギナーでも一般世帯でも取り組みやすい資産運用です。
低金利すぎる今、将来のことを考えるなら、資産を増やしたいなら、
投資信託から始めてみませんか?
ひまる
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