日常キャンバス 建築編

01

1丹下健三

日本を代表する建築家は誰ですか?と聞かれた時に、僕なら彼と答えるでしょう。 東京都庁や代々木体育館が彼の代表作です。「世界のダンケ」とも言われるように、 日本の建築を牽引してきた人物です。 その作品群はどれも現代的なデザインですが(ポストモダンと言われます)、どこか近代に確立された様式などを垣間見せる点があります。 例えば、東京都庁ですが、このモチーフはパリのノートルダム寺院。現代的な建築ですが、そこには伝統的な重厚感があり、見るものを圧感させています。 あまり知られていませんが、目白にあるカテドラルも彼の作品で、そびえ立つ塔の上部には、小さな突起があり、塔全体で十字架を構成しています。 日本の戦後からの復興に多大なる影響を持った彼の建築物は、今なお、私達の生活の 一翼を担っています。


2黒川紀章


黒川紀章って都知事選の人でしょう?って思われる方も少なくはないでしょう。しかし彼は建築家で、多くの作品を残していますが、私の一番のお気に入りは彼が設計したカプセルホテルかもしれません。 彼の作品は、いたって無機的で、合理的な設計です。カプセルホテルに一度宿泊したことがある人にとっては、全てのスイッチが手の届く位置に配置されていたはずです。 どこかSFチックではありますが、増築や取替が可能な建築を提唱したり(コンテナのような家です)、ガラス張りの未来的な建築をしたりと、少し風変わりな建築家でしたが、そんな彼の作品が私はお気に入りだったりします。 本当にアートのような作品から、SFのような作品までを手がける建築家、黒川紀章は天才なのでしょうか?それとも奇才なのでしょうか? ふとそんなことを考えながら、彼の建築を楽しむのもオツかもしれません。


3安藤忠雄


彼の作品が好き!ということで、日本又は世界を回る人もいることでしょう。コンクリートとガラスを用いる彼の建造物は、直線や曲線、様々な姿に形を変えます。特に僕は東横線ユーザーなので、お気に入りが渋谷駅になってしまうのですがw ちなみに渋谷駅は丸っこいです。幾重にも組み合わされたリング状のコンクリートに中央改札が包まれているのです。その曲線と空洞になっている空間は、空気の流れを自然に発生させるような構造で、換気大きな貢献をし、昔はジメジメしていた渋谷駅の地下を一新させています。 また、彼の建築の良さは光の使い方だと言われる方もいるほどに、とても明と暗のコントラストが美しいのです。そこでは、無機質なコンクリートが何故か有機的に見える瞬間もあるほどです。 硬いはずのコンクリートがどこか柔らかく見えたり、逆にとても鋭く見えたり、彼の手にかかれば、ただの建材の集まりが表情を見せてゆくのです。 そんな彼の建築に、人は魅せられ、様々な感情を覚えるのでしょう。

ここまで日本の建築の巨匠を3人紹介しましたが、いずれ世界の3大巨匠をご紹介できればと思います。

 

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