日常キャンバス タバコのパッケージ編
こんにちは、先日からコレステロール値が気になり始めたくまっちです。
今回から、数回にわたって、日常に隠れている知られざる、デザインについて投稿してゆこうと思います。
その第1回目は、タバコのパッケージについてです。
最近では、禁煙の公共の場は増えたものの、タバコのパッケージ自体のデザイン性は昔と変わらず、とても美しいものです。
ここで、いくつかのタバコのパッケージを見て行きましょう。
- Peace
- Lucky Strike
- hi-lite
- MILDSEVEN
皆さんは、このうちのいずれかの銘柄は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
1.Peace
例えば、一番目に出てきたPeaceですが、このタバコのデザインはとても特別なデザインです。なんといっても、このデザインを手がけたのはレイモンド・ローウィと呼ばれる、デザイン界の巨匠!
当時、Peaceというタバコが登場した際、Peaceは高級品でした。その、品質に負けないよう、Peaceは紺を基調としたデザインで、平和の象徴である鳩をモティーフにしたロゴをあしらってあります。
一度見たら、その商品の高級さとそれが何たるテーマを持っているかを、見た目で表すことができている優秀なデザインです。
実はなんといってもおどろくべきところは、そのデザイン料、当時にして150万円(当時の総理大臣の月給が11万円)どう見ても比べ物にならないくらいの破格さ!
「口紅から機関車」までデザインする男レイモンド・ローウィ、恐るべし!!
その昔は、このタバコと卓上ライターが応接室のステータスであった時代もありました。
2.Lucky Strike
こちらも引き続き、巨匠レイモンド・ローウィの作品。このタバコの経緯を知っている方は、多分ミリタリーオタクと言っても過言はないでしょう。
アメリカ軍御用達のタバコですね。様々な都市伝説を持っているいわくつきのタバコですが、この作品も長年デザインの変わらない不朽の名作です。
白地に赤丸のシンプルさですが、どこか、ワイルドさや荒々しさを彷彿させるデザインです。見ていて飽きのこない味のあるデザインと言ってもよいでしょう。
愛煙している方も多いと思います。
3.hi-lite
青いコバルトブルーのパッケージにhi-liteと書かれている、日本を代表するタバコパッケージ、そのデザイナーは和田誠!
世紀の大発明である初代新幹線のカラーリングにも影響をあたえるほどの高度経済成長期を代表するデザインのhi-lite!そのデザインは、モダンデザインの代表作であり、広告業界に大きな影響を与えるとともに、日本社会に絶大な効果をもたらした。
このラム酒のフレーバーに安らぎを覚える人々も決して少なくはないでしょう。
4.MILDSEVEN
お父さんの味方のタバコはこれに限ります。
日本で最も売れているタバコMILDSEVEN、現在はMEBIUSと名を変更していますが、MEBIUSという単語の中にはMILDSEVENのMとSが隠されています。海外戦略として変更されるとともに、MILDという単語がタバコの健康被害を軽減しているようだ。ということより変更された名称ではありますが、そのタバコのパッケージの青色が持つイメージは、お父さんの味方の象徴です。
爽やかさと清潔感を持ち、流れるようなロゴの曲線美に人々は美しさを感じるのです。よくみれば、そのロゴの中にはMとSを分解させたような形状をしています。
二代目のパッケージに哀愁を感じる人々も多いでしょうが、私としてはこのタバコの現行のデザインの芸の細かさには驚きです。
ちなみにミリ数表記とパッケージの色合いでタバコのミリ数の度合いがわかるようになったのは、このMEBIUSのデザインからです。
さていかがでしたか?第1回タバコのパッケージ。大人の嗜好品だからこそのデザイン性の高さと質。日常に隠れているデザイン、タバコのパッケージでした!
画像出典:http://torendo.org/tabaco-meigara-3148
くまっち
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